子宮内フローラ検査を導入しました
2018.12.17
子宮内フローラとは??
近年の研究で、子宮の中にも善玉菌や悪玉菌が存在し、お花畑のような
「フローラ(細菌の集合体)」が存在することが分かりました。
これらは「子宮内フローラ」と呼ばれ、着床障害との関連が注目されています。
論文によると、
●善玉菌といわれる「ラクトバチルス菌(乳酸菌の一種)」が減って悪玉菌が増殖すると、
子宮内の免疫力によって、受精卵を異物として攻撃するようになる
●子宮内の細菌のうちラクトバチルス菌が90%以下の患者では、妊娠率の低下
もしくは流産率が上昇する
ということが指摘されています。
これまでは、子宮内フローラを詳細に解析することはできませんでしたが、
医療技術の進歩によって子宮内フローラを検査することが可能となりました。
そこで、当院でも子宮内フローラ検査を導入しました。
融解胚移植前の方、良好胚を移植しても反復不成功の方、
原因不明の不妊症の方などに検査のご案内をしています。
詳しくは、医師またはスタッフまで、お気軽にお声かけください。