婦人科を開設して早いもので7ヶ月が経ちました。
講演会等で長崎の先生方との話の中で「武雄のどのあたりでやっているの?」と質問されることがあります。
いろいろな表現があるとは思うのですが、武雄に詳しくない方にわかりやすく説明しようとするとなかなか難しいものです。
「あのライトアップイベントをやっている御船山の近くですよ」
「武雄から有田に向かう国道沿いですよ」
などの表現をよく使うのですが、とある佐世保の先生との会話では、
「ときどき武雄に焼きそばとフレンチを食べに行くんだけど」
「先生、実はそのちょうど間ぐらいでやっています。。。」
ちなみに今日は休日なのですが、朝から受精卵チェックに出勤して、凍結する時間はお昼を過ぎそうです。
てくてくと歩いて向かった先は、
焼きそば屋さんでした。
ちなみにこれは大盛りです。
長崎大学医学部保健学科からの少し厚みのある封書が届きました。
大学院(修士助産師養成コース)の修士論文の公開審査に無事に通ったとの知らせでした。
それは、私が長崎大学病院に在職中に保健学科の先生から相談を受けたことがきっかけでした。
助産師養成コースの大学院生が論文のテーマを不妊治療を受けている人を対象としたものにしたいと。
これまでは妊婦さんをテーマとした内容が主であり、そのような前例はなかったそうです。しかし、本人の意思がかたいのでどうにかならないものかということでした。
その結果、「高度生殖補助医療を受けた患者のQOLに影響する要因」について見事な修士論文を書き上げるに至ったそうです。
内容を読ませて頂きましたが、客観的な尺度を用いて評価されており、自分が担当していた患者さん方の治療に対する満足度等を知ることができる興味深いものでした。
また将来において、不妊症看護に関する専門的な看護ケアを提供する、不妊症看護認定看護師の取得をしたいとの希望も書かれていました。
今回のようなことをきっかけとして、将来生殖医療の分野で活躍したいと願う看護師が増えることを切に望みます。