「胚培養士」で検索
2023.03.28
先日、本屋さんに行ってきました。
最初は勘にまかせて探していましたが、2周しても全くみつけることができずに検索機の力をかりることにしました。
「胚培養士」とキーワード検索すると、ヒットした書籍は2つ。
「胚培養士の出番です!」と「胚培養士ミズイロ」です。
「胚培養士の出番です!」は日本臨床エンブリオロジスト学会の理事長を10年務められた胚培養士のレジェンドである沖津摂先生の書籍です。高度生殖補助医療に欠かすことができない職種である胚培養士(=エンブリオロジスト)について詳細に書かれています。胚培養士という職業について興味がある方はぜひ読んでみて下さい。
しかし、今回の目的は「胚培養士ミズイロ」でした。
地元の医師会の内科の先生から「最近胚培養士を題材にしたマンガがあるんだけど知ってますか?」と教えて頂きました。さっそく読もうを思いましたが、週刊誌を毎週読むのはハードルが高く、単行本がでるのを待っていました。
胚培養士が主人公で、とあるリプロダクションクリニックを舞台に胚培養士の日常を最近のトピックスを交えて描写してあります。すべてがハッピーエンドではないところにリアルを感じます。
昨年から不妊治療が保険適応となったこともあり、胚培養士という職業が社会的に注目されてきたことを反映しているのだと思います。しかしながら、胚培養士という職業は国家資格ではなく、日本卵子学会と日本臨床エンブリオロジスト学会のそれぞれからの認定資格です。今後、胚培養士という職業の社会的な地位が向上するように、私も両学会で活動を行っています。