久しぶりの更新になります。
最近はコロナウイルスの影響で職場と家を往復する日々ですが、お昼に武雄看護学校に行ってきました。
今年から正看護学生さんの講義を担当することになり、4月から講義に行っていました。以前、山口県の萩看護学校で講義をしていたときのことを思い出しながら懐かしく感じ、自分も齢をとったものだと思っています。ひとに物事を教えることは意外と好きみたいです。産婦人科はすべての女性に関わってくる大事な領域なのですが、自分とは関係ないかなと思う方も多いので、なるべく興味をもってもらえるように実際の診療の出来事を交えながら行いました。
100分の講義を4回の予定だったのですが、休校のため2回しか講義をすることはできませんでした。今日は、先のGW中にせっせと作成した残りの講義の資料と試験問題を渡してきました。
講義を受けた学生さんの中から、将来は産婦人科で仕事がしたいと思う看護師さんが増えればと願っています。
先日、産婦人科医会で賀寿をお祝いする会が開催されました。
会場は、華やかな雰囲気でした。

食事もそこそこに、常日頃お世話になっている諸先輩方に挨拶をしながら楽しいときを過ごしました。
お開きになったあと、代行待ちの築山先生とタクシー待ちの私の二人で少しばかりお散歩をしました。

そろそろチューリップの季節ですね。

この二人、実は同期で長崎大学病院で一緒に働いていました。
昨日の九州北部は雪がちらつく寒い日でした。
その日の夕方、私は下関にいました。
私の生殖医療の原点は済生会下関総合病院(通称下済)です。
そこでご指導して頂いた高崎彰久先生が定年退職されるということで送別会に出席しました。
これまで高崎先生と一緒に下済で働いていたことがある先生が集合していました。

当時学んだ生殖医療に向き合う姿勢や貴重な経験が自分の基礎となり、そのおかげで今があるのだと思っています。あまりうまくは言えませんでしたが、直接その感謝の気持ちを高崎先生に伝えることができました。
昔話にはなが咲きながら、夜は更けていきました
昨日の2月5日は休診のため、みなさまには大変ご迷惑をおかけしました。
東京で開催されたがん・生殖医療の全国の均てん化のための会議に佐賀県の代表施設として参加してきました。
これまで各施設間、医師間でやりとりを行っている現状を、各県でのネットワークを構築するために、生殖医療実施施設、がん診療拠点病院、行政の三者で話し合いの場が聖マリアンナ医科大学の鈴木 直教授の主導のもとに行われました。
平日に東京の会議に出席するのは正直つかれましたが、机の上にはあっと目を奪われるものが置いてありました。

当院は現在、医学的適応の未受精卵子および胚凍結の施設申請を行っています。申請が通りましたら、みなさまにお知らせしたいと思います。
新年を迎えて、20日が過ぎました。
婦人科は1月4日から診療を開始していますが、一日一日はあっという間に終わってしまいます。
この生殖医療に携わっていると、卒業された患者さんからお子さんの画像つきのお手紙や年賀状を頂くことがあります。先日、卒業されたと思ったのに、もう出産されているという感じです。
以前は妊娠された方の分娩まで担当することにやりがいを感じていたのですが、現実的に高度生殖補助医療まで診療を行っていると分娩まで手が回らず、当院では残念ながら分娩は行っていません。そのため、よけいに無事生まれた連絡を頂くと嬉しく思います。
今年は、なんと二人のお子さんが写った年賀状が届きました。しかし、双子だったわけではなく、以前私が凍結した受精卵で二人目が生まれ、姉弟ができましたというものでした。文章も添えられており、このブログをみていますとのことでした。
こういった嬉しい連絡を頂くと、いっそう仕事を頑張ろう!という気持ちになります。
本年もよろしくお願いいたします。